眼科での漢方療法・東洋医学・漢方相談は市橋眼科へ|兵庫県神戸市
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漢方治療

眼科の漢方治療の理念
philosophy
当院の漢方治療では、西洋医学の視点に加え、東洋医学の「全体観」に基づいた治療を行っています。漢方医学では、病気は体全体のバランスが崩れた結果として現れると考えます。目の症状も例外ではなく、例えば目の疲れ一つとっても、その背景には「肝」の機能低下や「気血水」の滞りなど、様々な要因が隠されていることがあります。

漢方医学の基本的な考え方
basic idea
当院の漢方治療では、西洋医学の視点に加え、東洋医学の「全体観」に基づいた治療を行っています。漢方医学では、病気は体全体のバランスが崩れた結果として現れると考えます。目の症状も例外ではなく、例えば目の疲れ一つとっても、その背景には「肝」の機能低下や「気血水」の滞りなど、様々な要因が隠されていることがあります。
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全体性(ホリスティック)
目だけを診るのではなく、全身の状態、心と体の繋がりを重視します。
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未病治
病気になる前に、体質を改善し、病気になりにくい体を作ります。
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同病異治・異病同治
同じ病気でも患者様の体質(証)が異なれば処方も異なり、逆に異なる病気でも同じ体質であれば同じ処方を用いることがあります。
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気・血・水
体内を巡るエネルギー(気)、栄養物質(血)、水分(水)のバランスが健康を保つ上で重要と考えます。これらが滞ったり、不足したりすることで、様々な不調が現れると考えます。

眼科領域における漢方治療の役割
role
漢方治療は、目の症状そのものの改善だけでなく、根本的な体質改善を通じて、症状の再発予防や全身の健康増進にも繋がります。特に、以下のような状況で漢方が有効性を発揮することが期待されます
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既存の治療で効果が芳しくない場合
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副作用が心配で薬を減らしたい場合
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体質から改善したいと考える場合
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西洋医学的な治療と併用して、相乗効果を狙う場合

漢方治 療で改善が期待できる主な眼疾患・症状
Therapeutics
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ドライアイ、眼精疲労
「肝」の働きを整え、目の潤いを補う漢方薬や、血流を改善する漢方薬などを体質に合わせて用います。目の乾燥感、ゴロゴロ感、疲れ目、かすみ目などの症状緩和が 期待できます。
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飛蚊症、かすみ目
「血」の巡りを良くし、目の栄養状態を改善する漢方薬や、体内の老廃物排出を促す漢方薬などを検討します。
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緑内障、加齢黄斑変性
病気の進行を遅らせる、視野の維持を助ける、目の血流を改善する、眼圧の安定化をサポートする漢方薬などを、西洋医学的治療と併用しながら用いることがあります。症状の緩和やQOL(生活の質)の向上を目指します。
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アレルギー 性結膜炎
体内の過剰な反応を抑える漢方薬や、粘膜の炎症を鎮める漢方薬など、体質に合わせた処方で症状の緩和を目指します。
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その他、疲れ目、肩こり、頭痛を伴う眼症状
全身の血行改善や自律神経のバランス調整を通じて、複合的な症状の改善を図ります。

治療の進め方と期間
Process and duration
漢方治療は、即効性よりも体質改善を重視するため、ある程度の期間を要することが一般的です。患者様お一人お一人の症状や体質によって異なりますが、まずは1〜3ヶ月を目安に治療を継続し、定期的に効果を評価しながら漢方薬の調整を行います。ご不明な点があれば、いつでもご相談ください。
